自宅をホテルのように旅行客へ貸し出す民泊サービスが世界的な流行を見せています。その火付け役は、2008年にアメリカで創業されたAirbnbというベンチャー企業。このAirbnbが開いたサイトが仲介となって、部屋を貸したいホストと部屋を借りたいゲストが、インターネット上で結びつけられることになったのです。現在、世界192カ国の60万件以上の物件がAirbnbに登録されていて、その利用者は毎晩50万にものぼるそうです。日本でも東京や京都を中心に約8000件の物件が登録されているとのこと。2020年には東京オリンピックが開催されますし、日本での登録件数も今後ますます増えていきそうです。

では、このAirbnbを利用すれば、どんな旅ができるのでしょうか?Airbnbのキャッチフレーズは「暮らすように旅をしよう」です。Airbnbに登録されている物件はホテルではなく普通の民家やマンションの一室。したがって、現地人の生活に溶けこむような旅をしたいという人に、Airbnbはうってつけのサービスなのです。旅好きの私は、Airbnbが提唱する新しい旅のスタイルに共感しています。そして、海外を旅行する際には、Airbnbに登録されている物件にたびたび宿泊するようになりました。ホテルの部屋は世界中どこも同じような造りになっていますが、現地人が実際に暮らす民家には地域や民族ごとの特性があらわれていて、この上なく旅情をそそられます。また、レストランで食事するのもよいですが、現地人がつくった家庭料理を頂くことも他では得がたい素晴らしい経験となります。これらのことは、ホテル泊のツアー旅行では決して味わうことができないでしょう。

お客さん気分でホテルや旅館に泊まる旅のスタイルはもう古いのかもしれません。これからは、「暮らすように旅をする」時代なのです。Airbnbが開いた新しい旅のスタイルに関心を抱かれた方は、次の旅先では民家に泊まってみてはいかがでしょうか?きっと、忘れがたい旅になるでしょう。